地域の紹介「私たちの青河」

小似川(こいがわ)

小似川

青河の中を流れる地域を代表する川。
この川のいたる所でホタルが光り,心癒される景色が見られます。ホタル以外にもオオサンショウウオやなまずなど,たくさんの生物がいます。とても自然豊かな川です。
毎年,夏の時期,国土交通省の方々にご協力いただき水生生物調査を行っており,毎回「比較的きれいな水」という結果が出ています。

ホタル祭り

ホタル祭り

20数年前から地域の人たちが中心になり,青河を再びたくさんのホタルが舞う里にしようと「ホタルを守る会」を結成。川の水の浄化の呼びかけ,ホタル川の建設といろいろな活動をされてきました。川の水を浄化するための炭作りや廃油を使った石鹸作りは今も続いています。青河小学校も石鹸作りとホタル川への炭入れは毎年地域の人と共にしています。
そして,6月にはホタル祭りを行なっていて,毎年多くの人々でにぎわっています。青河小学校も「青河ホタル太鼓」や環境学習の発表を行い,地域と共に盛り上げています。

ホタル川

ホタル川

田の整備をするときに,コンクリートだけの溝を作るのではなく,ホタルがまた住めるような川にしようと地域の人たちが造られたのが左の写真に写っている川です。
ここにカワニナを入れたおかげで,ホタルがたくさん飛ぶようになりました。また,竹炭を地域の人たちといっしょに子ども達がホタル川に入れ,川の浄化を助けています。

ホタルだけではなく魚などの小動物やスッポン,最近はオオサンショウウオも生息しており,子どもたちはこの川に来ることをとても喜んでいます。
また,この近辺には弥生時代の集落跡があり発掘調査もされました。歴史を感じさせる土地でもあります。

青河町のホタル

青河町のホタル

♪ほたるこいこい小似川へ みんな待ってる楽しみに~♪
5月下旬から,青河のあちらこちらでホタルが飛んでいますよ。
見たい人は,夜暗くなってから,だいたい8時から9時ごろにかけてがいいと思いますが,見に来てください。時期は,5月下旬~6月中旬にかけてです。時期や天候が良ければ,群れて光っているたくさんのホタルを見ることができます。
感動と共に心の癒しを与えてくれることでしょう。
そして,6月上旬青河では「ホタル祭り」が毎年行われています(2020年度は中止になりました)。いろいろな催しがありますよ。お楽しみに・・・!

郷土の歴史を知る

青河町では,時とともに薄れ行く地域の歴史を掘り起こし,冊子にまとめていっておられます。1998年から始められて,今年で16冊できました。内容は

  • 「青河町における 小祠堂および石仏・石塔調査」(1998年)
  • 「三次市青河町における 大正時代の道と民家」(1999年)
  • 「三次市青河町における 水車・唐臼の調査報告」(2000年)
  • 「写真で見る 青河のむかし」(2001年)
  • 「青河町を 地名で考える ー主に小字地名からー」(2005年)
  • 「青河町の 土蔵(くら)について」(2006年)
  • 「青河町の -主に農耕牛についてー」(2007年)
  • 小似川 -今と昔-」(2008年)
  • 「青河町の 灰屋と木小屋」(2009年)
  • 「青河をもっと知ろう 三次・青河話の泉(1問1答)初級編・中級編」(2011年)
  • 「私たちの町の 水の道具 今昔」(2011年)
  • 「三次市青河町 村峠今昔」(2013年)
  • 「三次市青河町 ハデ稲架の民俗」(2014年)
  • 「青河町 戦後70年 年表-あの時、私は・私たちは-」(2015年)
  • 「今と昔 青河の餅 -中山間地の餅文化-」(2017年)
  • 「三次市青河町 小祠堂の棟札 -地域の歴史を探る-」(2019年)
です。

ご希望の方は,青河コミュニティーセンター(Tel 0824-67-3701)まで。

西光寺の平安仏

西光寺の平安仏

青河には西光寺というお寺がありますが,そこには平安時代の末期(約900年前)の定朝派の仏師によって彫られたと推される寄木造の仏像があります。お顔が平等院の阿弥陀仏によく似ています。三次市内には平安仏が2体ありますが,そのうちの1体です。
この仏像は,三次市の重要文化財です。しかし,いたみがかなり進行していて,修復が大きな課題となります。市で予算をつけてもらい,修復・維持されることを切に願っています。貴重で大変価値のあるものです。

山小屋

山小屋

2001年,地域の有志の方が「山小屋を作る会」を結成し,古い家屋の廃材などを利用され作られました。中に入ると木のテーブルやランプがあり,2階へも階段で昇れます。また、小屋の外にもテーブルやいすが置いてあり,グループでわいわいおしゃべりしながら飲んだり食べたりできるようになっています。利用はどなたでもできますし,利用したいときはコミュニティーセンターでカギを借りれば使えます。

「こいこい屋」

 

青河の方が地域の目玉となるものをつくろうと考えられ,合同会社「青河」までつくり,そしてオープンさせたのが「こいこい屋」という食堂です。
そば中心のメニューで,SNSを通じて人気が高まりつつあります。
しかし,土日だけの営業で午前11時から午後2時までです。そばは店でうちますが,1日40食限定なので早めに来店してください。地域で作られているどぶろく「白いホタル」も販売しています。

新鮮野菜市 寄りんさい屋

 

平成25年から始まった,地元青河の野菜などを売る店です。毎週水曜日,土曜日の午前7時から9時までの間で開かれます。野菜,漬物,卵,米などを売っています。家だけでは消費できない余った野菜をみんなに食べてもらいたいというのがきっかけだそうです。旬で獲りたての野菜が人気あるので,8時までには来られたほうがいいかなと思います。ほとんど80円から100円までの価格なので安いですよ。

 

 

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